高島地域農業センターについて
高島地域農業センターは、昭和52年7月に国の広域営農団地育成対策に基づく滋賀県の広域営農団地構想により、「地域農業の中核機能として、菅内農家の利益を最大限に獲得するため、各地域の作物の生産から販売までの各段階を有機的かつ一体的に整備し、地域農業の振興を図る」ことを目的に、湖西農業管理センターとして、設立されたものです。
平成17年、高島郡内6町村の合併により高島市が発足したことにより高島地域農業センターに名称を変更し、現在に至っています。
基本方針
農業を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化に伴う担い手不足や耕作放棄地の問題に加え、主食用米の需要量の年々の減少や米価の下落といった大きな課題に直面しています。
さらに、緊迫する世界情勢等による肥料費等をはじめとする生産資材が高騰し、農業を取り巻く環境は、ますます厳しくなっています。
こうした状況にあって、国等の農政の動向にも注視しながら、新たな農業関係者の掘り起こしにつなげて、次世代につながる高島農業を推進し、将来にわたって持続的に発展させていく必要があります。
このため、滋賀県、高島市、JAおよび高島地域農業センターの関係機関が一体となって各種支援事業の有効活用も図りながら、高島地域の進むべき方向を同じ目線で見据えていかなければなりません。
当高島地域農業センターでは、平成30年度からの米政策の見直しに伴い、当市の経営耕地 面積の大半を占める水田においては、引き続き需要に応じた米生産が求められている中で麦、大豆、野菜等の生産への転換を始め水田のフル活用のため、調整機能を十分に発揮し、効果的、効率的かつ広域的な事業を推進します。
主な事業
(1)農政情報対策
- 情報対策
- 農業者の方への時期に応じた情報を関係機関と連携し、提供します。
- 担い手育成対策
- 研修会の開催や健全な農業経営に取り組むための支援を行います。
(2)農業振興対策
- 近江米振興事業
- 良質米づくり現地研修をはじめ、各種研修会を開催します。
- 野菜等園芸作物対策
- 野菜振興方策の検討や産地形成に向けた啓発活動および研修会、また「たかしま野菜・園芸塾」を開催し、生産者の技術支援を図ります。
- 営農指導強化対策
- JAの営農指導員のスキルアップを目的に、関係機関と協力しながら連携・強化を図ります。
- 産業連携推進対策
- 市内関係機関・団体で構成する高島市産業連携推進協議会において、地域経済の活性化と元気な高島に向け、調査・研究に取り組みます。
構成機関
- 高島市
- 高島市農業委員会
- レーク滋賀農業協同組合
- 滋賀県農業協同組合中央会
- 滋賀県信用農業協同組合連合会
- 全国農業協同組合連合会滋賀県本部
- 全国共済農業協同組合連合会滋賀県本部